Native Clientは、ブラウザ上でネイティブコードが実行できるテクノロジーです。
GoogleがNative Client(NaCl)を公開したのは2008年12月だったので、今から3年前とかなり昔の話なのですが、やっと実用的に使えるレベルに達したことで、Chrome 14から組み込まれています。
今までもブラウザ上で動作するゲームはたくさんありました。
特にソーシャルネットワークの登場で、友達と一緒に遊ぶソーシャルゲームが人気となりました。
これらのゲームは、Flashで作られたものが多かったのですが、最近はHTML5で実装されているものも増えてきました。
しかし、ブラウザ上で動作するゲームということなので、グラフィックやパフォーマンスに関する部分はあまり期待できるものではありませんでした。
Native Clientの登場で、今まで難しかったハイクオリティーのゲームがブラウザ上で楽しめるようになります。
家庭用ゲーム機と同等のクオリティー
が実現できるのです。
現在、Chrome Web Storeから下記のNative Client対応ゲームがインストールできます。
どれも、無料で楽しめるので、是非体験してみてください。
(ゲームによっては追加で有料ステージが遊べるものもあります)
Native Clientに関する技術的な情報は下記の記事が参考になります。
Native Client SDK – Technical Overview | S.F.Page
Wolf Toss
Wolf Toss
Angry Birdsのようなゲームです。狼を飛ばして豚をつかまえるゲーム。
爆弾や炎などを使って壁をうまく壊すことができます。(暇つぶしに最適)
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Cordy
Cordy
ロボットを操作してブロックを押したりジャンプして進んでいく3Dパズルゲームです。
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Sleepy Jack
Sleepy Jack
子供の夢の中を飛び回って敵を倒す3Dシューティングゲームです。
飛んでいる感覚が気持ちよくてたまりません。(イチオシ!!)
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Bastion
Bastion
スクエアエニックス製のスクロールアクションRPGゲームです。
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まとめ
体験してみると分かるのですが、
これが本当にブラウザゲームなのか?
と疑ってしまうほど、すごいクオリティーです。
最新のChromeがインストールされた、Windows、Mac、Linuxであれば、Native Clientのゲームが楽しめます。
ゲームのデータ量が膨大なため、インストールには多少時間がかかります。
時間に余裕がある時にインストールするようにしてください。
機種によってはグラフィックカードが対応していないため動作しないゲームもあるようです。
筆者が使っているMacBook AirとDellのWindows 7では動作しました。
AcerのChromebookでは、CordyとSleepy Jackが動いたのですが、レンダリングが追いついておらずスペック的に厳しいといった感じでした。
まだNative Client対応のゲームは少ないのですが、これだけのクオリティーのゲームがブラウザ上で動くとなるとワクワクしてきますね。
これからは、OS依存のゲームは無くなる運命なのかもしれませんね
それでは、また!
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